「ときめきアイドル」は親切・丁寧に作られた意欲作だと思ったというお話

ときめきアイドル」は親切・丁寧に作られた意欲作だと思ったというお話

ゼノブレイド2にも、マリオオデッセイにもしっかりと手を付けられないまま、時間だけが過ぎてしまっています。 「久しぶりの記事更新が基本無料ゲームってどういうことだよ」と思われる方もいるかと思いますが、ときめきアイドルに小さな良心を見てしまったので書かせてください。

初報発表時のとサービス開始後の印象

 ときめきアイドルの初報発表時の自分の正直な印象は期待より不安のほうが大きいものでした。イベント報酬のために自分の取れる最も効率のいい楽曲を繰り返し、繰り返しプレイして、限定ユニットのためにガチャを回して.. .既にある同ジャンルのタイトルをそれなりに好意的に受け取って楽しんで遊んでいるつもりなのですが、キャラクターや演出、テキストの開放と閲覧に目を向けて遊ぶとなると時間的な拘束や、あまり現実的でない確率への課金といった苦痛の多くを踏襲したものをイメージしていました。が、サービス開始してみると単なる後追いだけでない魅力がどんどん感じられるものだというように自分の印象は変わっていきました。

目新しさの薄さを補う「懐かしいコナミの小ネタ と 小さな親切設計」が魅力

 先に少し触れたように、基本無料のリズムゲームにはすでに長くサービスの続いているもの、比較的新しいものも含めて何本もあるので 目新しさや薄く感じるかもしれませんが、それでも「何番煎じかのリズムゲームフォロワーのただひとつ」として埋もれるには惜しいと感じた、完全私的な魅力がいくつかあるのでここで紹介をさせてください。

~仕様~

低レアリティにも3Dモデル衣装付き

執筆時現在、各キャラクター固有のものはありませんが通常Rにも衣装が付きます。個人的に最上位のものより気に入っているものもいくつかあります。 f:id:micave:20180406222759p:plain

ガチャスタンプシート

25個貯まるとSR排出率30%のチケットが貰えます、副産物で天井システムが他タイトルにもありますが 一定期間でのリセットが無い点がちょっぴり新しくて良心的だと思います。 配布チケット、石もスタンプ対象です。

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【重要1】 難易度問わず一度でもクリアでMV(鑑賞)モードが解禁

下手なので嬉しい、すごく嬉しい…衣装が活きます。

【重要2】おまかせモード

 「イベント期間ってひと山超えると報酬のための作業になると思うし、大真面目に毎回画面見て手を動かさなくていいよ」と言わんばかりの親切機能。一度クリアした難易度は最後の自力クリア後から数えて約6日間オートで流してクリアできます。 リザルトに執着がないのでイベント時にはとても重宝します。 デイリーミッションのクリア回数にはカウントされないようなのでそこだけは注意してください。

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~演出・小ネタ~

「二人の時」のカバーだったり再アレンジだったり、あとコナミ作品の小ネタがたくさんあります。

追加データダウンロードの時とか、強化アイテムとか衣装の名前とか…出典元すべてをリアルタイムで体感していないので自滅しないようにざっくり書きました、許してください。 あの、先日コナミコマンドを素で間違えて記憶してしまっていたのでその程度の人だと思ってみていただけると…

ジャイロモード

心なしかNewラブプラスの面影が見えます。
みんなで月島さんにネクタイをチェックしてもらいましょう!(記事を書くための確認作業で最近見つけました) これ、他の人にもチェックしてくれるんでしょうか…

ときめきアイドルにみた異なるプレイ動機へのアプローチと基本無料という商品のかたち

 基本無料や買い切りを問わず、シナリオやキャラクター、舞台設定、BGM…ゲームのどの要素をどんな比率で魅力に感じ続けるかは人によって違ってくると思います。ときめきアイドルを例にするなら、先にリリースされた同コンセプトのゲームを自分自身は気に入った楽興でプレイしながらキャラクターやエピソードを眺めて楽しむために続けよう思っています。
 リズムゲームが得意でなく、スコアの更新などにも固執しない場合、イベント報酬を得るために安定してクリアできる曲、難易度、限られたものから選んでひたすら繰り返すことになります。期間内はひとつ上のステップに遊びながら移行することも出来ずに、画面、指先、視覚、聴覚を占有される作業へと変わっていきます。ランダムに曲が指定されれば難易度をひとつ下げなければいけませんし、時間はさらにかかります。

実際にそういう意図を持ってデザインされたものかはわかりませんが、MVモードの開放、オートモードの実装は「リズムゲームだけをひたすら根詰めてしたいわけじゃないんだけどなぁ」と思っていた自分にとっての他との大きな違いであり魅力でだと感じました。見たいもの、したいことのために時間や手間をかけられる、新しいものが追加されて、その体験をするために自分のペースで課金をして…ときめきアイドルはそういった形へ少しでも近づこうとしてくれていると思えたコナミさんの意欲作、どうかいいところは変わらずそのままでいてほしいです。

伊澄いずみさんがいるので、軌道に乗ったらグラディウスは真っ先に再始動すると思っています。

リンク

ときめきアイドル 公式サイト